1981-11-26 第95回国会 参議院 行財政改革に関する特別委員会、内閣委員会、地方行政委員会、大蔵委員会連合審査会 第3号
榎本アリバイはロッキード事件公判の最大の争点の一つであります。そして、弁護側の論証の最大の物証となっているのが清水運転手の私的な運転記録、いわゆる清水ノートであります。ところが、それに見合ったところの総理府の公的な記録、これは保存管理規則に違反をして焼却をされている。こうなりますと、総理府が証拠隠滅を図ってアリバイづくりの一端を担った疑いさえあるわけです。
榎本アリバイはロッキード事件公判の最大の争点の一つであります。そして、弁護側の論証の最大の物証となっているのが清水運転手の私的な運転記録、いわゆる清水ノートであります。ところが、それに見合ったところの総理府の公的な記録、これは保存管理規則に違反をして焼却をされている。こうなりますと、総理府が証拠隠滅を図ってアリバイづくりの一端を担った疑いさえあるわけです。
ところで、ロッキード事件公判で取り調べされた検事調書のうちで、昭和五十一年八月十二日付榎本敏夫の検事調書は、「七丁表の「……小沢君に聞かんと分からんな、といっていた」の部分で突然切れ、このあと十二丁まで完全に欠落していた。十二丁には榎本の署名、捺印があり、調書は終わっている。」と、こう伝えられております。
一連の航空機疑惑の真相が未解明であるばかりか、ロッキード事件公判の中で新たに浮上した海上自衛隊のP3C、すなわち対潜哨戒機の疑惑や青木調書で明らかになった別口の政界工作、また、前国会でも要求している証人喚問など、航特委における真相究明は依然残されております。しかるに、自民党が航特委の使命、役割りは終わったとしてその廃止を主張して譲らない強引な姿勢は、国民の政治不信を増幅させるものであります。
これは初閣議後の記者会見で、ロッキード事件公判についての感想を求められた際に、ロ事件の被告らについて青天白日を願うという趣旨の御発言をなさったことは間違いないんでしょうか。
○説明員(伊藤榮樹君) 現在進行中のロッキード事件公判に関する問題でございまして、私どもといたしましては、ロッキード特別委員会におきましても、公判廷で証拠調べを終えました証拠書類、証拠物の関係につきましては、国政調査に御協力申し上げる意味において細かく御説明を申し上げておるわけでございますが、いまだ裁判所の目に触れていない調書の問題につきまして、これがどういうふうにつくられたとかそういうふうなことは
○伊藤(榮)政府委員 いわゆるロッキード事件の公判につきましては、本年三月一日及び五月十日の本委員会において、概略を御報告しておりますが、その後の公判の経過も含めまして、ロッキード事件公判の状況を取りまとめて御報告申し上げます。
日中平和友好条約締結交渉再開の見通し、日ソ平和条約交渉と北方領土の返還、国際人権規約の批准、自衛力の限界とF15、P3Cの保有、その他防衛上の諸問題、大学構内の暴力事件と違法状態、社会保険制度の改善その他福祉政策、水俣病患者の救済対策、不況産業及び中小企業の安定対策、永大産業の倒産問題、石油備蓄とエネルギー対策、住宅公団の家賃値上げと経営のあり方、地震対策と地震予知体制の整備、同和対策事業特別措置法の延長問題、ロッキード事件公判
さて、証拠能力の問題でございますが、この問題はただいま御指摘をいただきましたように、目下のところロッキード事件公判をめぐる最も大きな争点の一つになっておりますので、私がここでどちらかに軍配を挙げるというようなことは適当でないと思いますが、ただ、御引用になりました最高裁判例と申しますのは、被疑者に不起訴の約束をしておきながらこれを起訴した、そうしてその被疑者であった者が被告人になってしまった、そういう